いつだって決められた、
昨日と同じような明日がくるだなんて、
そんなものは有り得ないって分かっているのに
いつだってその時にならなければ
気付けない。
というわけで、
明日の休みが仕事になった
っていう話でした。
泣きたい。
今この瞬間の幸福というものを、その価値を
誰よりも知っていそうなのは
吸血鬼じゃなかろうかと思うのですが、
どうなんだろう。
だけど、
期日の見えない限られた時間の中で
他者や生き続けることに対して常に真摯でい続けることが
不可能に近いことも分かっているから、
結局その上での生き方しか出来ないんじゃないだろうか。
ゆえに刹那的にしか生きられない、
ユーリがそうであったとしたら、
と考えたらなんかすごくはぁはぁした…!
後先考えない投げやりな快楽主義者であることは、
いつか後悔しない為に最善の選択肢を選んでいる、
ということに繋がっている部分もあるような気がする。
ユーリの刹那的な生き方は
そういうことでもあるんじゃないかと思う。
なんてそうかこれが現実逃避というやつか。
さよなら休日。
なんだか忙しかったです。
そしてまた忙しいです。
体力がほしい。
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久しく嗅いでいない煙草の臭いがして、思わず足を止めた。
街角の雑踏の中、どこからしたのか、誰のものだったのか、分かるはずもない。
人波とはよくいったもので、知った顔の無い人々の顔はどれも同じもののように見え、流れるように脇をすり抜けていく。
広大な海の中へ落とした針を探すことは不可能である、と言っていたのは誰だったろう。
記憶の奥に仕舞い込んだ遠い日の紫煙が、視界を掠めて消えていった。
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Kユリ
のつもりで書いていましたが、
名前もなにも一切でてこないので、
お好きなキャラでどうぞ。
というやつですね。
ちなみに、
海の中に落とした針うんぬん
は、大好きなマンガの中に出てきたものを
お借りしているのですが、
これって正しくは
「藁の中から針を探す」というのだそうです。
アメリカのことわざだと
「干し草の中から針を探す」というらしい。
どうりで探しても探しても
出典元が出てこないわけだよ…
でも藁より海のほうがなんか好きだ。
ついでにいうと、
マンガでも不可能とまでは言ってない。
そう思っていたのに
あなたとめぐり会えました的な言い回しでした。
無理だと決めるのはいつだって自分自身だしね。